
取締役 技術開発担当
品質管理責任者
大槻 辰弥 氏 |

生産課主任
久保田 将弘 氏 |
株式会社
トライペックス
総合印刷製版業
従業員数:34名
創業:1996年5月
所在地:
東京都品川区南品川 5-11-40
電話:03-3474-3833(代表)
URL:http://www.tripex.co.jp/ |
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− 長年に渡って面付けソフトの代表格であったINposition。このデファクトスタンダード環境から新たな業務フローの確立を目指して『面付け職人』を導入する企業も多い。8年前からINpositionユーザーだったトライペックスの担当者の目には、『面付け職人』はどのように映ったのだろうか。
大槻辰弥氏(以下大槻氏) 『面付け職人』に換えたのは2002年の暮れです。最大の原因は2001年頃からDTP化率が急激に上がったことでした。それまでは版下とDTPの割合は半々ぐらいだったのですが、その頃から9割がDTPになってきたのです。
久保田将弘氏(以下久保田氏) これはインチベースのソフトウェアについて一般的にいえることですが、INpositionではノド部分に隣ページのオブジェクトが僅かにはみ出るというトラブルが時々起きていました。また、QuarkXPressでグリーキングテキストをオンにしておくと文字詰めが狂うという問題もありましたね。
大槻氏 そうした現状の課題と製版を取り巻く環境の変化と考えると、弊社でも急遽環境を整える必要があったのです。そこで、高品質でスピードが速く、コマーシャルベースに乗るツールとして『面付け職人』を選択しました。
− 使い慣れたソフトからの移行は、逆に現場へ負担がかかることもあるのではないのですか。
久保田氏 通常、面付けソフトを使えるようになるにはある程度の訓練期間が必要です。これに対して、『面付け職人』はインターフェースが分かりやすく、マニュアルを読まなくてもすぐに使えるようになりました。ツールパレットのオブジェクトが少なく、初めて使ったときも、ほとんど説明がいらないくらいでした。もちろん細かい設定はマニュアルを参照しますが、基本的な使い方は自然に体得できますね。
大槻氏 システムを管理する立場にとって最も心強いのは、開発元が国内にあることです。『面付け職人』はバージョンアップも頻繁にされますし、サポート体制もいい。しかも、何かあった際の対応も素早い。非常に安心感がありますね。海外のソフトではこうはいきませんね。
− お使いになって、特に便利だと感じた機能は?
久保田氏 QuarkXPressのドキュメントだけではなく、EPSやPDFのファイル直接取り込めるので、他のアプリケーションで作られたドキュメントも面付けできます。プレビューも非常に鮮明で、ある程度まで画面上で確認でき、トラブルも減りました。
背丁や背標などの印刷管理マークがプリセットで用意されている点もいいですね。書籍などの場合、以前は手作業でストリップを貼っていましたが、『面付け職人』にしてからはすべての作業を端末上で処理できるようになりました。さらにマークの配置や位置変更の自由度も高い。また、よく使うメニューにはショートカットが割り当てられているため、マウスのトラベルも少なく済みます。
− 以前の環境で起こっていたトラブルは改善されましたか。
大槻氏 以前は出力トラブルによって大幅な手戻りが発生していました。ひどい場合はクライアントのOKが出た後に手作業で修正したり、再出力したりといった作業が発生していました。これらは、本来であればやらなくてもいい作業です。『面付け職人』に換えてこうした問題は一切なくなりましたね。トラブルが無くなったことにより、作業効率も上がると同時に感材の消費量も減り、結果的に生産コストも抑えることができました。
− 従来の面付けソフトに比べたメリットは?
久保田氏 ポストスクリプト(以下PS)に書き出さないというところが一番のアドバンテージですね。PSに書き出すタイプのソフトでは、書き出したファイルを再処理しなければならない。これが時間のロスを生んでいました。
大槻氏 PS書き出し時にエラーが起こることもありました。また、書き出したデータの容量が大きいため、さらに時間がかかってしまう。 『面付け職人』の場合はネイティブファイルをそのまま取り込めるので、こうしたロスがありません。
当社の業務では一つの印刷物が60ものファイルで出来ている場合があるのですが、以前はこうした印刷物の面付け作業に2時間以上も掛かっていました。『面付け職人』に変えてから、これが15分ぐらいで終わるようになりましたね。まさに劇的な効率化です。おかげで残りの時間を検版などの他の作業にまわせるようになりましたよ。
久保田氏 しかもアプリケーションがとても速い。スクロールなどの動きも速く非常に快適です。面付け作業のみを考えても、作業時間は三分の二に短縮されました。
− 業務の流れや社内システム全体に与えた影響は?
大槻氏 従来の面付けソフトは非常に高価だったので、なかなか数が揃えられなかった(笑)。
一方、『面付け職人』は他ソフトの半分以下の価格であるため、各々のオペレーターが使う端末に導入することができました。この結果、ネットワークの負荷も減り、オペレーター端末で作業を完結するDTP環境を構築することができました。
− 最後に『面付け職人』が、これからの製版に与えるインパクトについてお聞かせください。
大槻氏 現在の印刷業界は各役割のボーダーレス化が進んでいます。デザイナーやカメラマンが面付けまで自分で行うケースも増えてきています。これからの製版では、そうしたさまざまなケースに対応できる環境が必要です。『面付け職人』ならいろいろなケースに柔軟に対応することができる。印刷に欠かせない面付けを担当する製版業にとって、『面付け職人』は将来への投資としても有効な選択だと思います。
久保田氏 『面付け職人』は、面付けしたデータをPDFに書き出すことができます。つまり、自分のマシンからネットワークを通じて遠隔地にあるCTPへデータを送り、そのまま出力することもできる。この流れは、これからの製版部門にとって大きな意義を持つと思います。 |
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